整骨院とマッサージ
多くの方がマッサージを受けたことがあると思います。
しかし、意外と整骨院や整体院は行ったことが無い方は多数います。
初めて来られた方に良く聞かれるのがマッサージとどう違うのか?
というご質問を聞かれます。確かに一見すると同じ様に見えますが、資格等様々な違いがありますのでここではマッサージの違いやお互いのメリット・デメリットを説明して行きます。
マッサージとの違い
早速、マッサージの違いについてお伝えして行きます。
先程もお伝えした通り、いくつか明確な違いがあります。
1、資格の違い
まず「整骨院」の先生とマッサージの先生の大きな違いは国家資格を有しているかいないかになります。
整骨院の先生は国家資格を有し専門学校もしくは大学で解剖学などの医療の専門知識を履修した後、国家資格を合格した人が整骨院の先生になれます。
もちろん、マッサージの施術者も国家資格ではありませんが、実務の研修や勉強をしてきたプロの方達ですので手技に関しての質はお互い高いと思いますが、大きな違いとして医療学を勉強しているかいないかの違いがあります。
2、目的の違い
先程は資格の違いを話しましたが、資格は現場とは違いますので現場での違いを説明して行きたいと思います。
現場での大きな違いは施術による目的の違いです。
では、どのような目的の違いがあるかというと、
『慰安目的』かそうでは無いかの違いになります。
大きな違いはここです。
整骨院・整体院→痛みの改善・予防や姿勢や骨格の歪みの改善
マッサージ→リラックス効果や筋肉をほぐす
という違いです。
マッサージは痛みに対してのアプローチではなく気分転換やリフレッシュ目的の要素が強いのです。
もちろん、マッサージも筋肉を緩めるので軽いコリなどは継続していけば改善する可能性もありますが、長年の慢性的なコリやひどい痛みは改善する可能性は低いと考えていて良いでしょう。
3、施術の範囲
最後にマッサージと整骨院・整体院の違いの大きく違う部分として、
マッサージ→筋肉のみにアプローチが多い
整骨院・整体院→筋肉、骨格にアプローチしている。
もちろん、整骨院・整体院でもマッサージのように筋肉を緩めるだけの所も多いですが、筋肉以外にもアプローチをすることで痛みや症状が根本的に解決することが多いので、そういったアプローチをしていく必要があります。
という様に、大きな違いをいくつか述べて行きましたがこれはどっちが良くてどっちが悪いというもでは無いのです。
痛みが強い、症状が強い人は整骨院や整体院にいった方が良いですし、リラックスしたいリフレッシュしたいのであればマッサージを受けた方が有意義ですので、しっかりとした判断基準を持って選択することが重要になって行きます。